市埋蔵文化財センター 是川縄文館

 

是川縄文館は、是川遺跡や風張1遺跡などを通して、東北地方の優れた縄文文化を発信する施設・機関として創られました。館内は、八戸市内の遺跡情報をタッチパネルで調べられる『はちのへ遺跡ログ』や、是川遺跡を中心に日本全国の縄文遺跡やアジア各地の漆関連遺跡を大画面で調べられる『是川羅針盤』、発掘調査で明らかになった研究成果の画像や映像をタッチパネルで調べられる『縄文の謎データベース』など、触って調べれるコーナーが満載です。『くらしシアター』では、縄文のくらしを見ることができます。平成23年3月18日、国の文化審議会から文部科学大臣への答申により、是川遺跡出土品330点が重要文化財に追加指定されました。昭和37年に指定されている重要文化財633点とあわせると、その数は963点にものぼります。出土品は、是川縄文館の常設展示室で公開するとともに、特別収蔵庫において保管します。

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是川縄文館に展示されている一部を紹介します。
○狩猟文土器○
遺跡名:市子林遺跡 時代:縄文時代後期
法量:31.5cm
縄文時代後期初頭に位置づけられる狩猟の場が描かれた土器です。この土器は、東北地方にのみ点在して出土例が少なく、貴重な資料です。波状は緑の深鉢形土器で、体部に弓矢や道仏などのモチーフがみられます。

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是川縄文館に展示されている一部を紹介します。
○遠賀川系土器○
遺跡名:是川中居遺跡 時代:弥生時代前期
法量:42.0cm
九州地方の弥生時代前期にみられる遠賀川式土器に似た壺形土器です。
体部上半で胴が張り、口縁部が強く外反しています。頸部と体部に平行沈線が巡り、その間に列点文が並んでいます。広域的な交流を示す資料です。

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是川縄文館に展示されている一部を紹介します。
○ラウンドスクレイパー○
遺跡名:田向冷水遺跡 時代:6世紀
法量:最大2.3cm
黒曜石製で縁辺に刃部が巡る小型石器です。続縄文文土器とともに出土することが多く、続縄文文文化からの影響と考えられています。このスクレイパーは竪穴住居跡から出土し、続縄文文化の北大式土器もみつかっています。

名称 市埋蔵文化財センター 是川縄文館
フリガナ シ マイゾウブンカザイセンター コレカワジョウモンカン
住所 〒031-0023 青森県八戸市是川字横山1
TEL / FAX 0178-38-9511 / 0178-96-5392
公式サイト http://korekawa-jomon.jp/
営業時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 月曜日(第一月曜日、祝日・振替休日の場合は開館)
祝日・振替休日の翌日(土日祝日の場合は開館)
年末年始(12/27~1/4)
入館料 一般:250円(130円)
大学・高校生:150円(80円)
小中学生:50円(30円)
※市内の小中学生は無料。
高齢者(市内の65歳以上)の方、身体障がい者手帳・戦傷病者手帳・愛護手帳・精神保健福祉手帳をお持ちの方と、同伴者1名は半額となります。
20名以上は団体料金でご利用いただけます。()内表示※分館(縄文学習館)は無料でご覧いただけます。

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