法霊山・おがみ神社

 

おがみ神社は本八戸駅の近く、八戸城二の丸跡に鎮座しており、法霊神社、法霊山とも呼ばれています。
創建年代は不明だが、元々八戸城本丸跡(三八城公園内)に築城により古くから鎮座していて、記録では鎌倉時代末期の正中2年(1325)には、神職が7代目だったと伝えられていますので、それ以前には既に祀られていたようです。
主祭神は高龗神(たかおかみのかみ)と法霊大明神(ほうりょうだいみょうじん)。
700年ほど前に源頼朝の御家人で、曽我兄弟の仇打ちで討たれた工藤祐経の子孫の法霊と言う名前の修験者が、小田原からこの地にやってきて近くの村を回って教化や病気の治癒を行い、一説には雨乞いの効果が表れなかった時に、三崎社の池に自らを捧げる為投身して死に、慈雨と豊作をもたらしたとも言われており、死後に八戸城本丸の場所にあった三崎社に合祀され、法霊明神として崇められたと言われております。

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現在の宮司さんは坂本姓を名乗っておりますが、元々は工藤祐経の末裔で、慶長の頃まで工藤姓を名乗っていたそうです。

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寛文4年(1664)に盛岡藩主の南部重直が後継ぎを明言せずに死去した為、幕府から盛岡藩領のうち盛岡8万石を弟の重信に、同じく弟の直房が八戸2万石を治めることになり八戸藩が成立しました。

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享保6年(1721)には、現在行われている『三社大祭』の元となる、神輿の渡御が初めて行われました。
現在の社殿は、文政8年(1825)に、八戸藩8代目藩主の南部信真の時に再建されたものです。
平泉で死んだと言われる源義経は、平泉から落ち伸びて八戸に来たと言い伝えられています。

名称 法霊山・おがみ神社
フリガナ ホウリョウサン・オガミジンジャ
住所 〒031-0075 青森県八戸市内丸2-1-51
TEL 0178-22-1770
駐車場 有り

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