島の頂点に鎮座する蕪島神社は、社伝によれば永仁4年(1269年)に厳島神社を勧進したのがはじめとされている。祭神は多紀理毘売命、市寸嶋比売命、多岐都比売命で「蕪島の弁天様」として信仰を集めてきた。
弁財天は商売繁盛や子授けにご利益があるとされているが、漁業の守り神でもある。ウミネコは漁場を知らせてくれる鳥であり、弁天様の使いとして大切にされてきた。そのため人家の近くにありながら島全体がウミネコの大繁殖地になっていて、毎年2月下旬から4月中旬にかけて飛来し、ナタネの咲き乱れる5月頃営巣・抱卵、6月に孵化した雛が7月には巣だち、8月には島を離れていく。その数約4万羽!
日本には10か所ほどウミネコの繁殖地があるが、ウミネコの巣をまじかで観察できる唯一の場所であることから、1922年に天然記念物に指定された。島の頂上には、ウミネコ監視員の常駐所がある。
※蕪嶋神社付近で、4月の第3日曜日に”蕪島まつり”がある。
蕪島観光の定番と言えば、上から容赦なく降ってくる”ウミネコの糞”。 当然、どんなに晴れていても傘は必需品!! ※階段下に傘が用意されていますのでご安心を…
夏には春に生まれたばかりの幼いウミネコがたくさんいます。 これがウミネコ!?と思うかもしれませんが近くで見てみると、以外と愛らしくて好奇心旺盛です!
「蕪島の弁天様」は島の頂上にあります。 頂上からは海や八戸港の景色が一望でき、なんだか神様に近づいたような錯覚さえ覚えます。
名称 | 八戸市の蕪島 |
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フリガナ | カブシマ |
住所 | 青森県八戸市鮫町字鮫56 |
駐車場 | 有り |
2009.07.28